自動車ディーラー営業職の面接マニュアル。採用の裏側もこっそり公開

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就職活動や転職活動で
必ず通ることになる採用試験。
どう対策するか、すごーく悩みますよね。
実はディーラーの採用試験は難しくありません。
ディーラーの面接官の気持ちや求めている人材を
全力で解説していきます。

目次

そもそも面接官は誰?

人事担当者

ディーラーの人事担当者は基本的に
総務部の社員であることが一般的です。
人事担当者は入社後も
何かとお世話になることも多いので
ここでもし違和感を感じた場合は慎重に
入社を再検討するべきです。
中小のディーラーであれば総務部長が
会社説明をかねて一次面接を行うケースが
多くなります。

営業部長・店長クラス

営業部長が面接に入るケースもあります。
営業部長は各店長を統括する立場であることから
入社希望者がどの店舗の店長と相性がいいのかを
見極める必要があります。
また店長クラスが面接に入っている場合は
そもそもその店長のお店で欠員が出ており
部下として迎えるため
選考に参加している場合があります。
特に、店舗の客層や年齢層にフィットするかも
重要視されています。

社長

言わずもがな、自社の社員として相応しいか
採用可否のジャッジのために面接へ入ります。
どれだけ人事担当者や営業部長に気に入られても
不合格となった入社希望者をたくさん見てきました。

本当は出来るだけたくさん採用したい

Portrait Of Business people worker Team Outside.

自動車業界は人材不足

人材不足は今や社会問題レベルとなっていますが
特に、この業界は昔から人材が定着しません。
育てても育てても
20~30代前半で新卒入社のほとんどが
退職してしまうことだって珍しくありません。
そのため、基本的に不合格にすることよりも
何とか合格させようという方針の
ディーラーが多いです。

応募者が少ない

自動車ディーラーの営業職は
その激務さや、土日出勤など
不人気になり易い要素が多いため
そもそも応募者が少ないのが現状です。
現在は大手企業でもあっても
全く入社希望者がない状況なので
ディーラーに求職者が中々こないことは明白です。
実際は、やる気があって上手く仕事をこなせば
20代でも月収30万、30代なら40万
週休2日の休みもしっかり取れるのですが
マイナスイメージが先行しすぎて
応募者が少ないため
入社希望者は大切に大切にされます。

合格のカギは加点を狙うな減点を防げ

面接は100点満点(合格)スタート

前述の通り、自動車ディーラーは
応募者を出来るだけ合格させたいと
考えています。
一般的な企業であれば
加点方式の面接が多いので
納得感のある志望動機や
こいつが欲しいと思わせる自己PRで
合格ラインまでいかなければ不合格です。
しかしディーラーの場合は
100点満点中70点以上で
合格できるイメージです。
極論を言えば、減点方式で70点を割らない
変な奴じゃなければ合格できます。
カッコイイコト、ミミザワリノイイコトが言えて
+10点を狙うよりも
礼儀正しく、笑顔な
一般常識のある人間であることを
アピールし減点を防ぐことが出来るほうが合格に近づけます。

ディーラー営業の適正は面接では見抜きにくい

営業職の採用は
スキルを判断することが難しいです。
面接のときに、明るく元気な人が
入社後全く売れなかったり
逆に暗い感じの子だったけど
気づけばトップセールスなんてこともあります。
毎日の業務のほとんどは
自己管理に委ねられているために
自分に甘いとあっという間に
最下位転落で社員本人も
おもしろくないのは当然です。
結局は、実績の出る出ないは、
まじめで礼儀正しいなど一般常識の有無であり
その後は入社後のフォローと本人次第なのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
自動車ディーラーの採用試験は決して難しい試験ではありません。
面接の基本(ドアノックや姿勢、マナーなど)を
しっかり押さえることで十分合格の
可能性があります。
しかし入社のチャンスが大きい分
離職率が高いことを忘れないで下さい。
試験のコツは、飾らず、背伸びせずです。
これにつきます。
最後に。
自動車ディーラーの営業職はハマれば
天職な人も多いです。
実際に800~1000万プレーヤーも
たくさんいます。
この業界は比較的自由な働き方が魅力。
ぜひチャレンジしてみてください。

著作者:jcomp/出典:Freepik

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この記事を書いた人

国産自動車メーカー現職営業マン
年間新車契約全国上位10%入賞。
就職氷河期の2010年。
ディーラーに拾われて就職。
社会の洗礼、業界の闇。
14年間で経験したこと学んだことを
発信していきます。

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