自動車ディーラーは大手企業!?
トヨタ・日産・ホンダetc
自動車ディーラーに勤めていると
『大手で働けて羨ましい』
『給料良さそうでいいね』など
割と頻繁に言われます。そして愛想笑い。
はっきり言います!!
ほとんどの自動車ディーラーは中小企業です。
そして給料は実力次第です!笑
まず自動車ディーラーには二種類の経営体系(資本)が
ありますので、それぞれ解説していきますね。
1.【大前提】ディーラーはメーカーではない事実
自動車ディーラーはトヨタや日産、ホンダやマツダと
名前はついていますが、完全な別会社です。
ほとんどの会社が多くても社員500人までの
中小企業となります。
なので、毎年春頃に報道されている
昇給ベースアップ15000円!!!とか
賞与満額回答7か月!!!みたいなのは
自動車ディーラーでは無縁です。
あくまでもブランドの看板を貸してもらっている
フランチャイズに近いものとなります。
コンビニみたいな感じと捉えてください。
その中でも、大きく分けて二種類の経営体系に分かれます。
2.メーカー資本ディーラーとは
いわゆるメーカーの子会社です。
原則メーカーより資本提供を受けて
店舗建設、設備投資を行い営業利益獲得を目指します。
安定した資金力で
キレイな店舗や最新の試乗車が多数配置される反面、
メーカーの方針で運営するためさまざまな意思決定が
遅かったり、改善の声を上げても上層部に届きにくいです。
また就業規則や社内ルールが非常に厳しく
アットホームな職場は少ないと業界内からは聞こえてきます。
社長をはじめとした役員はメーカーからの出向社員で構成されます。
比較的安定した雇用や給料を
得たい方におすすめです。
入社難易度は百貨店を除く一般的な小売業レベルです。
3.地場資本ディーラーとは
地元の有力者(資産家)がメーカーとフランチャイズ契約を結んで
経営を行い、利益獲得を目指します。
特にトヨタはほとんどが地場資本ディーラーとなります。
同じ地場系でも
メーカー資本並みの資本力を持つ会社と
本当にお金がない(笑)会社が
混在している状況です。
メーカーより一定の経営方針制約は受けるものの
ベンチャー気質で、フットワークが軽く
チャレンジ精神の強い方には向いています。
(昭和気質が色濃く残る会社もまだまだ残っている印象です。)
雇用はメーカー資本に比べると不安定ですが、一般的な中小企業よりは
安定していると言えます。
さらに、給料に関しては歩合比率が高く、
ここでも企業間格差は否めません。
ここは会社選びでも非常に大切で
メーカー資本以上の待遇の地場資本ディーラーもたくさんあります。
入社難易度は、昨今の人手不足も相まって低いので
転職でもチャレンジし易いです。
*自動車ディーラー=メーカーとは別会社で中小企業がほとんど。
*その中でもメーカー資本と地場資本がある。
*両者ともに当然ながら強み弱みあり。
ここではほんの少ししか内情に触れませんでしたが、私の経験を踏まえて
自動車ディーラーに特化した求人票の見極め方を解説した記事や
気になる給与体系の記事などを掲載予定です♪
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