自動車ディーラー営業職はブラックなのか
結論から申し上げますと、噂通りのブラックです。
正確にはブラックだがホワイト化が確実に進んでいる。
今回はブラックと言われる原因を経験談も交えて解説していきます。
1.ノルマがきつい
営業職なので当然ながらノルマがあります。
最近はノルマと言わず【目標】と言い換えられているケースが
多いですが、なにも変わりません。
営業所単位で目標が与えられて営業マンに振り分けされます。
高額商品の自動車を月に4台(毎週1台)
ベテランになれば月に10台なんてノルマは当たり前です。
当然ノルマをこなせる営業マンは一握りで
売れなければ毎日叱責され耐え切れず退職していきます。
2.パワハラが日常茶飯事
売れてない営業所はいつも雰囲気が悪くピリピリしています。
当然ながら支店長の機嫌も営業所の実績に左右されます。
「親戚か友達にどへざしてでも売ってこい」「売ってから休め」
「給料泥棒が!」「売れるまで帰ってくるな」
上記は言葉違えど毎日で、一年目から私が実際に上司から言われた言葉の
ほんの一部です。普通の新卒一年目ならすぐ辞めてしまいますよね。
時には蹴られたり、上司がキレて投げたコーヒーカップが事務所の空中を
飛んでいたり・・毎日2時間の朝礼があったり・・
SNS等で少し検索すると営業マンの悲痛な叫びを
たくさん見かけます。
3.サービス残業・サービス休日出勤が当たり前
定時で帰れる?わけがありません。
正確には帰れる雰囲気を上司が意図的に出さず帰れないが正解。
正確には休める雰囲気を上司が意図的に出さず休めないが正解。
仮に、個人のノルマを達成していても営業所が達成していなければ
巻き添えになることは必至なことが、容易に想像できますよね。
また個人のお客様がメインであることから
新車納車希望日が営業マンの休日となると
ある程度お客様との関係が出来ていない限り断りにくく
休日出勤となることも多いです。
自動車ディーラーと一括りに言っても会社によって多少事情は異なります。
業界全体で昭和の体育会系の文化が根強く【根性論】【精神論】が先行して
適切な労務管理や教育が出来る役員や管理職が少ないのが現状です。
ただ、時代は令和になりました。
当然ながらこのままでは社会から問題視されてしまうので
ついに自動車ディーラー業界でも働き方改革の兆しが見えています。
超絶ブラックと言われてきましたが、ここ数年で確実にホワイト化が加速しています。
この記事だけだと、来年から誰も入社してくれなくなるので
ホワイト化については別の記事で今後触れていきたいと思います。