自動車のメーカー保証の仕組みについて
新車を買うとメーカー保証がついてきますよね。
このメーカー保証を詳しく知らない事で損することがあります。
一つずつ説明していきます。
1.一般保証
一般保証は新車登録日(ナンバープレート発行日)から
3年もしくは60000キロ走行まで保証されます。
この保証の有効な部分は
いわゆる車を使うための便利な装備部分です。
代表的なものとしては電気系統の部品で
・エアコン(フィルターを除く)
・電動ドアミラー(サイドミラー)
・パワーウィンドゥスイッチやモーター(車の窓)
・電動スライドドア
などが対象となります。
消耗品といわれる、油脂類やワイパーなどは対象外となります。
2.特別保証
特別保証は新車登録日(ナンバープレート発行日)から
5年もしくは100000キロ走行まで保証されます。
この保証の有効な部分は
車を使用するうえで絶対に必要な車の構造部分となります。
代表的なものとしては
・エンジン本体(実費だと50万円程度)
・ミッション本体(実費だと40万円程度)
・ステアリング装置(ハンドルに関連する部品等)
などが対象となります。
走る・止まる・曲がるに関わる重要な部品ですよね。
3.不具合は遠慮せずにディーラーへ
もし、保証対象内に万が一、不具合かなと感じることがあれば
遠慮なくディーラーへ連絡して下さい。
[こんな小さなことで]とか[大した違和感ではないと]や
担当営業マンに悪いとか仰られるお客様もおられます。
大前提、当然お買い上げ頂いているので拝見させて頂きます。
そして保証で修理となった場合はディーラーもメーカーから
手間賃として収益が上がりますので、断る理由がありません。
近年発売されている新型車は、以前に増してデリケートな構造になっています。
自動ブレーキや衝突防止センサー、ドライブレコーダーなどなど精密機械の塊です。
当然、不具合の出方も多岐にわたります。
保証期間がすぎると、高額な部品の負担がユーザーに
かかってくるので保証区切りで時期となる3年目5年目の車検を
ディーラーで受けられることをオススメします。
その結果、初期症状でも部品を保証交換してもらえて
トータルではお得に長く愛車に乗ることができるかもしれません。
ディーラー以外の車検だと検査さえパスできれば保証対象部品でも
スルーされてしまう恐れがあります。
そして保証が切れたころに重症化し故障して大きな修理代の負担を
されている方をたくさん見てきました。
新車だけでなく中古車でも保証がつくことが多いです。
車の納車日はとてもワクワクするものですが、必ず保証内容は要チェック。
サービスキャンペーンやリコールの仕組みついても別記事にしていく予定です。
昔直したその工賃や部品代が返金されるかも!?そのあたり触れていきます。