ディーラー下取りVS買取専門店 査定が有利なのはどっち!?

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車を買い替えるための商談で必ず行うことになる車の査定。
ディーラーの下取り査定は安く買い叩かれるって言うし・・・
かといって、高値が付きやすい買取専門店(ネクステージやガリバー)に
持っていくのは面倒。

一番お得に車を売るにはコツがあります!!

ーこの記事で分かることー
1.ディーラーと買取店の査定価格の違いとは
2.どっちがお得?メリットを比較

3.結論

1.ディーラーと買取店の査定価格の違いとは
ディーラーの査定価格は主に下記のような方針で決まります。
 
A.検討車種の納期(入庫時期)
B.再販時の保証リスク

ディーラーの査定は検討車種の納期によって大きく異なります。
検討車種の納期が早ければ当然高値がつきやすく
納期が遅ければ相場の下降リスクに備えて相場より低めの金額が提示されます
また、ディーラーはメーカーの看板を背負っているため
中古車を小売り(店舗で販売)する際には一定の保証をつけることに
なることから、その保証料分査定が不利になることが考えられます。
上記のように、ディーラー査定が低いと言われる所以はここにあります。

買取店の査定価格は主に下記のような方針で決まります

A.今すぐ買い取れるか
B.オークション相場に素直に動く

買取店の買取提示価格は「今売るなら!」で決まります。
売り手の即決を条件に最大限の金額を提示してきます。
(とはいっても交渉は必須です!!)
ディーラーと違い、新車納期に左右されないので
現在の相場で買い取ったら
どのくらい利益がでるかの見込みが立てやすいので
強気の査定が期待できます。
また、小売り(店舗で販売)する際には保証料に関して
最低限の保証からお客様負担で計上することも可能なため
買取価格が有利となります。

2.どっちがお得?メリット比較
ディーラーの買取は安くなりやすいという噂は
ディーラー側も当然把握しています。
特にSNSが普及してからはお客様の知識も豊富となったことから
新車でも納期の早い車に関しては買取店に引けをとらない
査定額となることも多くなってきています。
さらに、自動車メーカーが自社ブランドの販売促進のために
下取り車に対してディーラーへ補助金を出すことで
査定金額アップをきっかけにした新車販売を推進する
お得なキャンペーン期間も存在するので要チェック。
さらに、万が一納期が多少かかった場合でも査定額が保証されるケースも
あるので、車購入に関しての資金計画が非常に立てやすいのも
ディーラー査定の強みです。

買取専門店は
流行りの車、得意な車のジャンル(ミニバン・軽自動車など)など
高額査定が期待できます。
ディーラー以上に収益構造のウェイトが
車の売買に偏っている会社が多いので
一台でも多く買い取ることが必須です。
ディーラー以上に相場やトレンドに精通しているので
時には驚くほどの高額査定が入ることがあります。

商品となる車を買い取らなくても商売ができるディーラーと
商品となる車を買い取らないと商売ができない買取専門店。
値付けの考え方や査定金額が違って当然ですよね。

3.結論
車を売るとき、買うときは必ず
ディーラーと買取店どちらにも査定依頼をして下さい。
*そのひと手間で10万円変わることもあります*
信頼できる営業マンであれば
今、高値で買い取れる根拠をこっそり教えてくれることも多いです。
特に地方の方で自宅に普段使用しない軽トラなどがあり
通勤などに支障がない場合は今現在の価値での売却が可能なため
買取専門店で交渉する価値は大いにあります。
しかしながら、昨今の新車供給は納期が不透明なことも多く
早めに車を手放したゆえに苦労することも。
納期が2か月くらいと思っていたら
納期が延びてしまってあと半年とかなると
軽トラ通いはさすがにしんでいですよね~。
そして昔のように新車納車まで代車を貸してくれる
販売店は激減していますのでご注意下さい。
最近は代車貸出が購入条件の場合、販売を辞退するディーラーが大半。
お貸ししたくても販売店に余裕がないというのが正しいのです。
 
人生で数度しかない大きな買い物。
お力になれれば幸いです。

著作者:jcomp/出典:Freepik

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この記事を書いた人

国産自動車メーカー現職営業マン
年間新車契約全国上位10%入賞。
就職氷河期の2010年。
ディーラーに拾われて就職。
社会の洗礼、業界の闇。
14年間で経験したこと学んだことを
発信していきます。

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